毅然とし、それとなく。

気まぐれでありつつ適当に書き記す。

【11/2追記有】秘封祭をプレイした感想。

お久しぶりです。くわない=クウです。
今年の夏コミで頒布されたサークル『四面楚歌』さんのノベルゲーム、『秘封祭』が想像以上に面白かったので、ここに感想を書くことにしました。
あれおかしいね夏コミから二ヶ月以上経ってるね違うことやって先送りにしてたら結構遅れちゃいましたね……。何気なくやり進めたら四日で終わっちゃいましたよ。
これなら夏コミ後すぐにやるべきだったのでは?と思わなくもないですが、この際仕方ない。面白かったしそれでいいんじゃない?


さて本題。

まず「秘封祭ってなんだ」という方は、下記の動画を見ましょう。動画説明文に色々詳細がありますし、OP動画が見られます。

このOPがまた凄くてですね……ゲーム内で流れるタイミングが素晴らしい。こんなん泣くなっていうほうが無理ある。かっこいい動画作りたい
OPにビビッと来た方は、メロンブックスですぐ買いましょう。売り切れる前に、早く。
間違ってもamazonで買うんじゃあないぞ。あれは転売だからな。

四面楚歌さんは、三年ほど前にも「うつつのゆめ」を読んでそれはもう感動したものですが、今回も良いものでしたね。俺のツボを的確に押してくる(どうでもいい)
当時はお金が無くてそれ以降の四面楚歌さんの作品を買い集められなかったですが、今は余裕があるので買いました。じっくり読んでいこう。うん。

それでは、ここから下は感想を書いていきます。
ネタバレが凄いので、そういうのが嫌な方はやめておいたほうがいいと思います。
というかお願いだから初見でプレイしてくれ。




















さて。ひとつひとつのEDを紹介していくとキリがないので、個人的にツボだったEDをピックアップして感想を書いていきます。
持ってる方は、ディスク内に同封されてる「エンディングリスト」や自分でメモったものを見ながら読むと良いかもしれません。
(第一選択肢で見られるものから順に載せていくので、番号順ではありません)

ED:54
ラストでヒエッてなりますよね。なりました。
こういう謎が謎のままでミステリーに終わる作品、嫌いじゃないしむしろ好きです。
どうやらこれを書いた作者さんが同じ話で違う展開の同人誌を作っていたらしいのですが、残念ながら委託しておらず、入手出来ませんでした……。欲しかったなあ。


ED:19
すげーな!!四国に行くって話からどうやったらこんな展開に繋げられるんだ!!何か元ネタでもあるのかしら。
こんな感じのオチを凄く楽しみにしてたので、最後らへんはゾクゾクしながら読んでました。
原作の展開を上手く組み合わせつつクレイジーサイコ蓮子でしたね。たまらない。


NOT END(ED58)
まるでリトバスの鈴ルートみたいだあ…(直喩)と思ったら割とそんなことなかったですね終盤。終盤になるとこのルートが別の話に繋がるのかと思いましたが。
それはそうとワクワクするなっていうほうが無理あるんだよなあこんなの……。


ED:17
えっと……最初、メリーからメールが届く展開でしたよね?(震え声)
鳥船遺跡の使い方が上手すぎて見入りました。恐ろしやアウトブレイク(?)……。
つかこいつらいっつも幻想郷行ってんな……(幻想郷の定義はそれぞれ異なる)


ED:42
曖昧なTwitter実況を見てた方は判ると思いますが、このルート見てる間はずっと草生やしてました。
いやあんなん笑うなってほうが無理あるでしょう。何コントしてんねん、って。
メリーの反応が面白すぎてさあ……。


ED:43~47、10
「鮫の話が、多くないかしら。」
いや多すぎるよ。しかも割りと終盤まで引っ張るし
このルートで面白かったのは鮫もそうですが、イラストの使い回し方が絶妙でそこに受けてました。なにわろてんねん。
あのイラスト見るだけで笑うようになっちゃったから卑怯。


ED:53
このルート、一番最初に踏みました。
ひねくれた選択肢ばっか選ぶからこうなるんだよ…素直に上から行っておけば…。
いやーでも、かなり幸せなEDですよね。彼女らにとっては。僕は好きですよ、カニバリズム


ED:32、33
死に方がすごい蓮子らしいと思いました(小並感)
あの世で倶楽部活動させるのも良いと思いますし、蓮子を暴君にするのも良い展開だと思いました。不思議と、どっちでもハッピーエンドな気がします。


ED:23、24
いやだなあめりーさんこわい


ED:36、37
まず大体の人は上の選択肢選ぶと思うんですけど(名推理)
そういう初見殺しかと思ったら、下を選んでもタイトルが……。
どっちが正解なのかわからないこの感じ、たまらないです。


ED:20、21
何やってんだあいつら……(イラストを見ながら)


どうでもいいけど三十路蓮子が定時退社する様子と23時まで残業する様子が見られるのって秘封祭ぐらいだと思う


ED:11
ひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい無理です無理です無理です無理です無理です勘弁してください勘弁してくださいそれだけは絶対にいやですいやですいやですいやです
序盤はアイドルの裏表のギャップに萌えてましたけどね、途中から上みたいなことになりましたね、ハイ……。
アイドルって怖いんだなーとずまりすとこ。


ED:56
なんというか、設定の使い方が上手くて素直に見入りました。
混ざる台詞が色んなシナリオから抜粋してきてるのも、主催者である人比良さんならではの所業な気がします。
最後の文から察するに、蓮子はもう……。


ED:22
つらっっっっっ!!!こういう純粋につらい話を急にぶちこんでくるんだもんなーーー!!!
それにしても、メリー視点でああいう話っていうのは中々珍しい気がします。気のせい?


ED:40
さきにやられた。
二人が三人になって、更に楽しくなった。でも、秘封倶楽部は二人で一つ。故に――。
……しんどい……。


ED:41
普通に長編ものの導入かな?と思いました。てかこれなんかで続いたりしてないの?これだけなの?これだけじゃ辛いなあ。

ちなみに、ED:39~41のルートのイラストは、はなだひょうさんが担当してるみたいですね。相変わらず綺麗かつ柔らかいイラストで良かったです。蓮子パンモロしてたけど。


ED:13
菫子だって普通の夢ぐらい見るかもしれない。でも、彼女一人の秘封倶楽部だからこそ彼女らしい、と僕は思います。
ついでに言うと僕は菫子=蓮メリ説を推してます。(どうでもいい)


ED:57
これは感想というより、普通に元ネタが知りたいです。何が元なんだろう?




EXTRA
まさに、夢に現を抜かすな、ですね。

現を選べば、現実を見た蓮子が切ない想いを抱え続ける。
夢を選べば、メリーではなく八雲紫を交えて再び夢を語り続ける。

どちらも正解ではなくて、秘封倶楽部を選択することが正解。
秘封倶楽部宇佐見蓮子マエリベリー・ハーンの二人があってこそなのだから、どちらが欠けてもいけない。
全ては始まりのために。どこかうつつのゆめを思い出しました。うつつのゆめ、もう一度読もうかな。



以上で、感想は終わりです。

綺麗な終わり方で純粋に感動しました。やはり人比良さんは良い話を書きますね。
二週目も行きました。まだもっと読み返したい話もあるので、ちらほら読んでいきます。

ED曲であるTUMENECOさんの「To The Spring」はとても良い曲ですよね。最近そればっか聴いてます。
個人的にOP曲「セレブレイション」のFULLが聴きたい……。サントラ買うしかない。
もちろんサントラ買いますよ!今年の冬コミが楽しみで仕方ない。

それでは、秘封祭のレビューを終わりにしたいと思います。
最後にひとつだけ。


秘封倶楽部はいいぞ。





追記。
翌日に書くのもアレですが、やっぱり書き足りないです。

タイトル画面。
逢魔時から始まり、宵闇を経由して、最終的には青空になる。全体的な雰囲気をよく表していると思います。
音楽も段々と楽器が増えていく。こういう仕掛けとても好き。
夢を見終える(夢から醒めるとは言っていない)ってことなんですよねえ。ただ見ていないだけで夢から醒めたわけではない。うーむ、上手い。
だからこそ、Extraの「夢から醒める」がピコーンときましたね。良さ良さ。


これからもちょくちょく追記していくと思います。Twitterからもいくつか引用しときますね。
























感想が感想してないね……Twitterだといっつもこうなんだ。仕方ないね。