毅然とし、それとなく。

気まぐれでありつつ適当に書き記す。

『かぜなきし』を読みました

どうも、くわないです。
本日はとっても面白い東方同人誌を読んだのでついつい衝動で更新してしまいました、、、
早速本題へ。
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今回僕が読んだのは、いよかん。さんの『かぜなきし』という作品でした。
中古だけどかなり前の作品なので致し方無し。


ではまず、何故僕がこの作品を知るに至ったかと言いますと。
いつも聴いてる「凋叶棕」さんの曲に、この作品を謳った曲がありまして…(薦収録。みんな買おうね!)
去年の冬に買って以来聴くだけ聴いて元ネタの作品を知っていなかったなーと思って、丁度一週間ぐらい前にRDさんのブログを覗いたんですよ。
で、最初に眼につけたのがブックレットが早苗だったからかぜなきしだったというわけなんです。

そして。
本の内容をあらすじ程度でざっくりと読み、RDさんの解説を読んで、心が震えましたね。
「え……?マジで……?こんな素晴らしい作品あるの……?」って。だって世界観とか設定とかフルに活用してましたもんこの作品。そこら辺が大好きすぎる俺からしたら堪らないですよ。
もちろん楽曲のほうも思い切り視点が変わりましたし、何よりRDさんスゲーってなりましたね。かけまくもかしこきいざなぎのおおかみ。
こういう作品掘り出せたりするから東方は飽きない……本当に……。
というわけで衝動買いですよ。中古だけど。



数日待って、ようやく上下巻共に届きました。上巻100ページ、下巻120ページ……うむ、濃い!(鈍器レベルの厚さのうつつのゆめから眼を逸らしながら)
それでは上巻から行き過ぎない程度に感想を。
上巻の内容は、諏訪子が王国を築いていた頃の話で、もちろん諏訪大戦なども描かれています。
読んでて実感したのは、ああ、俺の物語の作り方はなんて甘かったんだろう、、ということですね。だって凄いよこの本。神教のこととか細かいところもしっかり描写してるもん(下巻も然り)。俺の場合あれじゃん、よくわからない奇跡パワーだースゲーみたいな感じじゃん?曖昧すぎるんだよ。
駄目だなあ、、、世界観に惚れこんで創作始めたんだからもっともっと理解を深めないと、、、
閑話休題
後半になるにつれてRDさんの楽曲の歌詞が理解出来たのも相まって涙ポロポロでした。我が子を抱いて泣くことも出来ない。
それと一般誌なのに諏訪子のボテ腹が見られるところは普通に見所だと思います。いやマジで。




次に下巻。時は現代。早苗と諏訪子中心のストーリーになっています。簡単に言えば、早苗が二柱と出会ってから、幻想入りするまでのおはなし。
スケールの大きさでは上巻に劣りますが、個人的にはこっちのほうが泣けました。いやまあ、面白さは上下巻一緒だけどね!
とにかく早苗が可愛い。ロリ早苗可愛い。赤ちゃん早苗可愛い。学生早苗可愛い。全てのコマに映る早苗が可愛いです。はい。(真顔)
ほた。さんの絵は本当に可愛いですよねぇ……うつつのゆめの時から思っていましたけれど。
『諏訪子と早苗は遠い子孫』という設定の使い方が上手だと感じました。因果か……上巻を読んでいると諏訪子の心情が痛いほど伝わってきます。かけまくもかしこきはらえどのおおかみ。
何年も時が経過して、ようやく諏訪子の重荷が降りたといった感じですかね。ほんと……守矢一家尊すぎる……
転んでも、膝をついて泣くことなく、いとし子よ、強くあれ。まさしく早苗らしい話の展開だな、と感じました。
早苗や諏訪子がシリアスなのに対して霊夢の台詞回しがあまりにもいつも通りだったからちょっと違和感感じましたけどねw
後半はほとんど泣くの堪えてました。早苗を見ても泣けるし諏訪子を見ても泣けるし神奈子を見ても泣けるし……なんなんだこの作品……素晴らしすぎる……




感想はこの辺にしておきましょう。興味を持った方は凋叶棕の薦に収録されている「かぜなきし」を聴いてみることをオススメします!(二回目)
本当に良い作品に出会えたと思いました。こういう原作の世界観や設定、元ネタに至るまでをガッチガチに盛り込んだシリアス本もっと読みたいんですけど無いですかね???

かぜなきしのPV。和風な感じがとてもとても好き……。心に響いたかって言われると微妙なんだけども。いやほら、うつつのゆめPVが凄すぎたんだよ





というか凋叶棕さんの他の薦の曲の元ネタ知ったらまた欲しくなるんじゃないかな……いや次は我慢するぞ……金無いし……