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毅然とし、それとなく。

気まぐれでありつつ適当に書き記す。

【東方小説】東方刻奇跡 2話「守矢一家、大富豪をする」

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「んー!久々に一日暇になりましたー!あ、そうだ!」
 現時刻、午前9時。何故か早苗は唐突に外の世界から持ってきた荷物を漁り始めた。ここ最近、忙しくて懐かしむ暇も無かったのだ。色々活動しているうちに、持ってきた荷物を覗くのを忘れてしまっていた。といっても、余り多くの荷物は持ってきてはいないのだが。
 今まで忙しかっただけに、いざ暇になると何をすればいいかわからない。そう悩んでいたときにふと思い出したから、早苗は荷物を漁り始めたのだった。
「あっ!あった!」
 早苗は荷物袋から取り出した何かを両手で持って高く掲げた後、二人の神様がいるところへと向かった。
「諏訪子様!神奈子様!大富豪をしましょうよ!」
 そんな笑顔でトランプを差し出した早苗の一言で一日は始まった。

「いや…早苗、そんなこと唐突に言われても私たちルールとか知らないよ?」
 茶色いテーブルにぐでーっとだらけながら言う諏訪子に、早苗はどや顔になった。
「いいえ、大丈夫です!とっても簡単ですから!」
 そうして早苗はルールを一通り説明しだした。これを読んでる人はもちろん知っていると思うので、説明は省くことにする。いや別に作者が大富豪のルール曖昧にしか知らなくて自信ないからとかじゃなくて。ほんとに。
「さあ!どうせ暇なんですし、やりましょうよ!」
 説明を終え、一枚ずつトランプを配り始めた。それを見た神奈子は顔をしかめた。
「む…確かに今日は一日暇だけれど…まあいいわ。面白そうだし、やりましょう」
「やった!」
 それを聞いた早苗が小さくガッツポーズをした。そうして、守矢神社大富豪が始まった。



「かーっ!負けたー!」
 神奈子が両腕を上に伸ばして手元に持ったトランプを放り投げると、そのまま床に倒れこんだ。
「まあまあ神奈子様…まだ一回目なんですし、そんな大袈裟にならなくても…」
 それを聞いた神奈子が起き上がり、むすっとした顔をしていた。その横では、諏訪子が吹き出しかけているのが見えた。早苗はそれを見てなんとなく察した。
「あっ…『諏訪大戦』では…神奈子様、諏訪子様に買ったんですものね…」
 そして諏訪子がもう我慢できないように吹き出して大笑いし始めた。くっくと笑いを抑えながら諏訪子が言った。
「いやー、まさかこんなところであの時の鬱憤が晴らせるとは思わなかったなぁ~あっははははは!!」
 それを聞いた神奈子が立ち上がり、諏訪子を睨んだ。なんだか「ゴゴゴゴゴゴゴ」という効果音が似合いそうだ。
「ふっふっふ…なら本気を出してトランプでも私の力を思い知らせてあげるわ!!」
「言ったね神奈子…私さっき一位で神奈子はビリだったんだよ…?その台詞、完全に負け台詞だけど大丈夫なのかなー?」
 諏訪子もゆっくり立ち上がり、二人の神様の睨みあいが続いた。それを見た早苗がおろおろと慌てている。
 私がトランプに誘ったのが間違いだったのか―――――――ッ!?
 そうして殺伐とした雰囲気のまま、大富豪は続いていった。




 ちなみに結果は、いうまでもなく諏訪子が圧勝し続けていた。我慢の限界になった神奈子が、諏訪子に弾幕勝負を挑んだ。この光景は見慣れたといえば見慣れていたのだが、今回の理由は少し馬鹿げていると思う。まあ、なんだかんだいって皆仲が良いからいいんだけど、と早苗は思いながらクスリと笑った。そして、二人の弾幕勝負を見守ることにした。




To be continued…


あとがき
ごめんなさいネタがありませんでした。
頑張ればなんとか行けるかなぁとか思ったけど駄目でした。どうしても短くなりました。
やっぱり俺にギャグは厳しいかッ…!
まあ、頑張りますよ
それではまたいつか。